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オンライン英会話でスピーキング力は身につくのか!?仕事で英語が必要なサラリーマンが300時間受講してみた

英語だけはやっとけ。

いつしかグローバル時代に突入。英語を必要としないビジネスパーソンであっても「英語は必須だ」と叫ばれ、気づけば何だか身につけてなければいけないものになりつつある。英語を必要としなかったビジネスパーソンもいつの間にかクライアントが国内から海外へシフト。これから生きていくために英語が必要になりつつある。「英語をやっとけばよかった」このような悩みを抱えているビジネスパーソンも多いはず。わたしもその1人だ。英語の必要性を肌で感じる。外国人のクライアントを相手に英語で仕事をしているが、英語学習への後悔だけは常にある。やはり、本当に英語は必要なのか!?これは、昨今のビジネス環境の変化や外国人観光客の著しい増加からも必要だと考えざるを得ない。さらに、新型コロナウイルスのパンデミックにより、今まで以上にビジネスパーソンには語学力といった何かスキルが求められる時代になる気がする。

しかし、英語学習と言っても何から手をつければ良いか分からない。大抵の場合は、ビジネスパーソンが仕事で必要とする英語はスピーキングが主だ。逆に、読み書きは学校で学んだレベルで十分理解できる。今の時代、分からなければインターネットで簡単に調べることだってできる。とりあえず、「早急にスピーキング力を身につけなければいけない」ということで色々と調べてみるとオンライン英会話が良さそうだということがわかった。それが分かれば、まずはやってみる。何か違うと思えばやめればいい。と言うことで、思い切ってオンライン英会話での学習をスタートさせた。

オンライン英会話のサービスは、どこを使ったか!?

実は、オンライン英会話は競合が激しく様々な会社からサービスが提供されている。紆余曲折を経て3社(DMM英会話、QQENGLISH、レアジョブ)を経験。わたしは、最終的にレアジョブに落ち着いた。


わたしがレアジョブを選んだ理由

  • 価格 (低価格でなく、あくまでコストパフォーマンスを重視)
  • 講師の安定したネット環境
  • 講師の質
価格

定番の日常英会話コースではなく、ビジネス英会話コースを選択していることもあり、お値段は毎月9,800 円(毎日/25分1日1レッスン)と他のオンライン英会話サービスと比べて少々高め。低価格重視ということであればDMM英会話が一番お得だ。また、QQENGLISHの値段もレアジョブと大差はないが、料金体系が明確でないため断念した。

講師の安定したネット環境

講師は基本的にフィリピン人。サービスによっては、ネイティブ講師から学べるサービスもある。講師は基本的にオフィスのパソコンから授業を行うのではなく、各家庭から授業を行う。要するに、各講師によってインターネット環境が異なる。中には安定したネット環境が整っていない講師も存在する。不安定なネット環境は、モチベーションの低下につながる。わたしが、3社のサービスを利用した結果ではQQENGLISH、レアジョブ、DMM英会話の順にネット回線が安定していると感じた。特にQQENGLISHは、自宅からでなくオフィスのパソコンから授業を行うため、断トツで安定していた。

講師の質

講師の質だけを考えれば、QQENGLISHだろう。カランメソッドと呼ばれるスピーキングに重視した特別な授業が有名で、各講師たちも訓練されているように思う。しかし、色々と調べる中で、レアジョブのビジネス英会話コースも悪くないと感じた。ビジネス英会話コースとは、定番の日常会話コースと異なり料金が2倍。しかし、一定レベル以上の講師を選択できるようになるため質の高い講師から授業を受けることができる。

わたしの総合的な判断では、QQENGLISHがベストだろう。しかし、料金体系が明確でないとの理由から最終的にはレアジョブを選択した。料金体系が明確でないという点については毎月定額料金のレアジョブに対して、QQENGLISHはポイント制を採用していることだ。わたしは、教材や講師によってポイントが変化するシステムと合わなかった。結局、煩わしさを感じた。

授業の流れ

簡単にオンライン英会話の流れを説明する。オンライン英会話の授業は、基本的にスカイプを利用して行われる。まず、自分の空いている時間と講師の空き時間を確認して授業を予約。予約の際にどの教材を進めたいか、自己紹介なしで授業を進めたい等の選択や希望もできる。授業の時間になれば、講師から通話が掛かってきて授業がスタートする。大抵の場合は、最初の5分くらいで自己紹介を行った後に自分の希望する教材を進めていく。スピーキング力の向上を焦点にした教材を講師と進めていくことでスピーキングを鍛えていく。

結局、スピーキング力は身につくのか!?

結論、スピーキング力は身につく。日常や簡単なビジネスシーンでの会話は十分に通用するレベルになれるだろう。しかし、本人の力量にも部分が大きいがビジネスミーティングで臆することなく発言できるレベルに到達するまでには辛抱が必要だろう。どれだけオンライン英会話以外の時間にインプットすることができるか。これがスピーキング力を向上する上で鍵になることは間違いないだろう。

まとめ

実際に300時間もオンライン英会話で授業を受ければ、ある程度のことは会話できるスピーキングは身につくようになる。しかし、それで満足とは言えない。英語学習を継続することで英語学習には終わりはないことを痛感する。よく筋トレと英語学習を比較されるが、英語学習を続けなければ英語力は衰えてしまう。そのために「習慣化」することが大事であり、オンライン英会話は習慣化に利用できる。また、高い英語レベルを目指すのであれば、オンライン英会話だけの学習では不十分。その他の学習時間の確保が必須だ。

この記事は、5年前にオンライン英会話について書いた記事を見直しながら執筆。当時と今を比較すると確実に英語力は向上したと言えるだろう。「とりあえずやってみよう」という安易な気持ちでスタートしたオンライン英会話だが、継続することで何かしら得ることができた。自分のモットーでもある「まずはやってみる」が成功した良い例だ。