プログラミングを勉強すべきかどうか。
不安定な時代だからこそ、この問いに悩んでいるビジネスパーソンは多いはず。2019年に厚生労働省が「働き方改革」を発表して以降、各企業には働き方の多様化が求められ、「副業・兼業」が容認される社会へシフト。また、昨今の新型コロナウイルスのパンデミックにより、いつの間にか不安定な時代へ突入。それに加えてyoutuberやブロガーと呼ばれるインフルエンサーたちの「個人で稼ぐ時代」や「好きなことを仕事に」という発言がわたしたちの副業・兼業への意識を過剰に刺激しているように思う。
わたしの副業に対する考えとしては、お金を稼ぐことよりも本業以外の幅広い知識に精通していることやスキルを持つことを重要視している。一方で、個人で稼ぐことも求められる社会にシフトしている。これは事実だと思う。
しかし、「副業・兼業」と言われても一体何をすればいいの!?
ほとんどの方が副業でお金を稼げるような特別なスキルなんて持ってないと答えると思うが、わたしもその内の一人。とりあえずインターネットで調べてみると「プログラミング」がおすすめらしい。わたしの考えとしては、副業としてお金を稼げるだけでなく、何かしらの形で本業とのシナジー効果も期待できるもの。それらに当てはまりそうだということから思い切ってプログラミング学習をスタートさせた。
プログラミング学習をスタートする上で、わたしは手っ取り早く短期間で体系的に学びたいという理由からオンラインスクールでの学習を選択。色々とインターネット上のブログ等の情報を吟味して調べた結果テックアカデミーのWEBデザインコースを受講した。期間はホームページに記載されている学習時間の目安から8週間コースを選択。
ちなみに、プログラミング学習は独学でも可能。しかし、プログラミング初心者には個人的にオンラインスクールで学習することをおすすめする。
テックアカデミーを選んだ理由
- 100%オンライン環境
- これでも低価格の191,268円(早割りを利用しても驚きの高額料金)
- ホームページ制作がメイン
- クチコミが比較的良い
- コース受講後のサポート(テキスト復習やコンペに参加可能)
上記がテックアカデミーを選んだ理由になる。要するに、わたしの要望でもある。
わたしはコースを受講する上で最終到達点は自分で会社のホームページ制作ができるようになることをとりあえずの目標とした。
WEBデザインコースの学習流れ
1月: オンライン面談に参加。
2月: WEBデザインコース支払い。
2月-3月: 受講が開始するまでテキストを事前学習。(テックアカデミーは支払いが完了した段階でテキストを進めることが可能)
3月: 受講開始。(オンライン上のテキストをどんどん進めていく。分からない点は、チャットやメンタリングを利用する。)*チャットは5分以内に何かしらの返信、メンタリングは毎週2回開催される。(各30分X合計15回)
4月: 受講終了。
テックアカデミーの評価
良かった点
とりあえずの目標にしていた自分で会社のホームページを制作できるようになれた点。コースを通して基本的なWEB制作の概念やスキル、知識を身に付けることはできる。
分からないことをなんでもすぐに質問できる環境。15:00-23:00のチャット対応時間内に質問を投稿すればチャンネル内で待機しているサポーターの方が高速で返答をくれる。わたしは飽き性なので、このスピード感がカリキュラムを進める上で助かった。
悪かった点
受講に必要な時間が目安以上に必要となる。時間に余裕を持って8週間コースを選択したが、カリキュラムの最後のLesson13オリジナルサイトを完成させることは至難の技だ。WEBデザインコースは1-13部のLessonで構成されておりLesson13まで終らせることができる人は全体の2割を下回る。Lesson12まで終れば御の字である。それでも3割しかいないらしい。カリキュラムをすべて終わらせたいのであれば、十分な時間の確保が必須。
サポーターの対応レベルがサポーターによって大きく異なる。チャットでコミュニケーションを取るため文字情報だけではどうしても受け手はネガティブに感じてしまう。丁寧に質問しても読めば分かると言わんばかりに参考資料のURLだけが貼られた返信では「この人は教える気があるのか?」と何度も思う場面があった。こちらはお金を払って学んでいるんだからもう少し親身に教えてくれよと思った。親身なサポーターが大半であることは事実だが、受講者が初心者であり学習者でありお客さんであることを忘れているサポーターもいた。
まとめ
テックアカデミーのコースの受講が終了したら、すぐに個人で稼ぐ力を身に付けることができるか?と言われればNOである。しかし、プログラミングの基礎が十分にあることは事実であり、ここからどのように学んだことを活かすかは自分次第だ。もう少し頑張れば副業として個人でお金を稼ぐことは十分可能だろう。
”Connecting the dots”これはスティーブ・ジョブズの有名なスピーチで語られた言葉で、点と点をつなぐ(つながる)と言う意味だ。わたしはこれからの不安定な時代には、この言葉のように本業以外の幅広い知識に精通していることやスキルを持っていることが大切になってくるのではないかと思う。学習をする動機はそれぞれだが、気になることがあれば「まずやってみて判断する」ことが自分のモットーでもあり、プログラミング学習に後悔はない。今からプログラミングの勉強をすべきか迷っている方は「まずやってみること」も一つの手だろう。