タイ最後の秘境
タイ最後の秘境と呼ばれているリペ島をご存知だろうか。最近まで、旅行雑誌やインターネットでもほとんど目にすることがなかったビーチリゾートだが、少しずつ有名になっている。場所は、タイ最南端のマレーシア国境近くに位置する。タイには、多くの観光地が存在する。そのほとんどの場所は、すでに開拓され尽くしており、それ故に「タイ最後の秘境」と呼ばれている。タイ南部には、プーケットやクラビだけでなく、サムイ島やパンガン島など有名リゾートが多く存在する。しかし、その影響で旅行者が急激に増加。プーケットやクラビ近郊の島で有名なピピ島マヤベイでは自然破壊から封鎖が発表された。タイの多くの場所が観光地化された結果、街の整備など様々な観点でメリットがあったことは確かであるが、ビーチの美しさも損なわれていることも事実。リペ島には、まだ手付かずの美しいビーチが存在しており、秘境が好きな方におすすめの島だ。
一昔前は、マヤベイで有名なピピ島も手付かずの秘境だったと1990年代に旅行をしていた人から聞いたことがある。ピピ島を舞台にしたレオナルド・ディカプリオが出演している映画「THE BEACH」では、ヒッピーたちが住み着いていた。しかし、「THE BEACH」で有名になるにつれて観光地化が進み、今ではヒッピーがいたなんて想像できない島になっている。有名観光地になるということは、良い面も悪い面もある。
リペ島 手付かずのビーチの魅力
海の透明度はアジアでもトップクラス。アジア各地のビーチリゾートを旅行してきたが、アジアのビーチの中でも海水の透明度は最高レベル。タイの独特のエメラルドグリーンの海。誰が見ても感動するレベル。
海水の透明度だけでなく、ビーチの雰囲気も優れている。
島には2箇所のビーチが存在する。
- 表側ビーチ 主に島への交通に使われるフェリーの発着に利用されるビーチ。
- 裏ビーチ リゾートビーチの雰囲気満載。バーが立ち並び旅行者のためのビーチ。
レストラン・宿泊施設情報
リペ島は、非常にシンプル。島のビーチの間には、ウォーキングストリートと呼ばれるレストランや宿泊施設が連なる1本の道があるのみ。ゲストハウス等の宿泊施設や旅行会社だけでなく、マッサージ屋やセブンイレブンまで存在する。シュノーケリングのツアーは旅行会社で予約できる。基本的にリペ島内の物価は高い。例えば、瓶ビールは1本100バーツする。バンコクやプーケットであればもう少し安く購入できる。もちろん、ATMもあるのでお金の両替等の心配は無用だ。
宿泊施設のおすすめ
ウォーキングストリートにもたくさんの宿泊施設があるが、個人的には裏側のビーチ沿いのコテージに宿泊することをおすすめする。ビーチ目の前のコテージに宿泊すれば、リペ島の旅行をさらに楽しめること間違いない。
リペ島へ行く方法
わたしは、マレーシア「ランカウイ島」から「リペ島」に上陸した。マレーシア「ランカウイ島」からのアクセスを下記に記載する。
ランカウイ島の船着き場「テラガバーガー」に8:00集合
- タクシー代金: 空港から船着き場 20リンギット(20分)
- タクシー代金: ランカウイ島市内から船着き場 30リンギット(20分)
船は1日2便のみ。
①9:00-10:00
②14:30-15:00
*マレーシアとタイには、1時間の時差があるので注意。①の船に乗船すれば日帰りでの旅行も可能。
乗船までの流れ
- テラガバーガー船着き場の受付でタイへの入国書を記入。
- テラガバーガー船着き場の受付で乗船チケット発券。
- テラガバーガー船着き場内のイミグレーション通過(乗船30分前から可能)
- フェリー乗船の際にパスポートを預ける。(到着後に返却される)
- 乗船。 リペ島上陸直前に小舟に乗り換え。(フェリーでの乗り入れ不可)
- 上陸。上陸後のイミグレーションでタイに入国
まとめ
念願のリペ島に上陸。すでに急激なスピードで観光地化が進んでおり、近いうちにピピ島のようなビーチリゾートになるかもしれない。世界中の秘境と呼ばれる場所は、時事刻々と変化しており、今の姿は近い将来にはなくなる可能性がある。