アジアの旅

シンガポール チャンギ空港でシャワーを浴びる 到着フロアにあるラウンジ「The Haven」レビュー

シンガポールの空の玄関で有名なチャンギ空港。世界の空港ランキングで8年連続総合首位にランクイン。2020年版のランキングでも首位を獲得。まさに世界最強の空港と言えるだろう。シンガポールは、アジア諸国の中でも治安が良く、年間犯罪件数は日本以下。ハブ空港としても抜群の立地を誇るため、ビジネスだけでなく観光でも訪れる人が年々増加傾向にある。特にハブ空港としての利便性の高さから、飛行機の乗り換え(トランジット)の時間次第ではシンガポール観光を企画している人も多いはず。シンガポールに住んでいた経験からも、乗り換え(トランジット)の時間が半日以上ある場合は、シンガポール観光をおすすめしたい。シンガポールは、国土が狭く主要な観光地も多くない。じっくり観光に時間を取ったとしても3日間もあれば十分な国だ。飛行機の乗り換え(トランジット)の時間で、1つや2つの観光地に行くことができればその旅行のちょっとした思い出になる。

観光することは決まったが、観光後にシャワーを浴びたりできる場所はあるのか!?常夏のシンガポールでは、外に出ると必ず汗をかく。それ以前に、シンガポールに到着した時点でシャワーを浴びたい人も多いはず。ホテルの予約をしていても、シンガポール国内のホテルチェックインは基本的に14時からのホテルが多く、アーリーチェックインには、50%の料金が課されるホテルも存在する。また、シンガポールへの到着があまりにも早すぎるとMRT(地下鉄)すら運行していない。まさに、シャワー難民。わたしみたいな方が大勢いると思い、チャンギ空港の到着フロアにあるシャワーが浴びられるラウンジ「The Haven」を紹介する。

シャワーが浴びられるラウンジ The Havenの場所

まさに、天国。The Havenは、24時間営業。場所は、チャンギ空港の第3ターミナルの到着フロアにある。空港ラウンジと言えば、通常ほとんどのラウンジが入出国イミグレーションを通過した後に存在。また、乗り換え(トランジット)チケットを持った乗客しか利用できないといった制約があったりする。なんでそんなところにあるの!?って感じだが、第3ターミナルの荷物を受け取るターンテーブルのゲートを出て左に行くと見えてくる。マクドナルドの正面が目印だ。ちなみに、どうでもいい情報だが、関西国際空港や成田空港の到着ゲートにラウンジがあるらしい。

また、The Havenは旅行者に優しい「プライオリティー・パス」があれば無料で利用できるラウンジのひとつ。海外に行く機会が多くある方には、「プライオリティー・パス」を持つことをおすすめする。

プライオリティーパスとは!?

海外に行く機会が多い方なら1度は聞いたことがあるはず。簡単に説明すると、全世界の空港ラウンジが無料で利用できるカードだ。しかも、年会費は、たったの1万円。年会費1万年のクレジットカードである楽天ゴールドカードを発行すればついてくる。誰もが、空港内で退屈な待ち時間を過ごした経験があるはず。プライオリティパスがあれば、年会費だけで何度でもラウンジを利用できる。「年に1度しか海外に行きません。」と言う方には、全く無縁のカードであるが、海外を飛び回るビジネスパーソンや海外旅行好きな人には必須のカードだろう。この年会費1万円をどう感じるか?わたしも最初は高いと感じていたが、免税店でウインドウショッピングをして待ち時間を潰すくらいなら、ゆっくり軽食や飲み物を楽しめるラウンジにいる方が有意義だと思い込みクレジットカードを発行した経緯がある。また、プライオリティーパスを持っていて必要ない言っている人には未だ出会ったことがない。

The Havenのサービス(シャワー設備)

The Havenのサービスは、シンプル。ラウンジの受付で、パスポートとE-チケットを提示した後に簡単に設備の説明を受ける。通常利用者もプライオリティーパス保持者も利用できる設備は同じ。利用時間はプライオリティーパス保持者は3時間。利用者には簡単な軽食が提供される。朝の利用であれば、朝食セット。昼の利用であれば、ランチセットを6種類から選択。受付時に選択したメニューの準備ができればスタッフが呼びにくる。

肝心のシャワーは清潔感があり、問題ない。広さも十分。
タオル、シャンプー、ドライヤー、歯ブラシまで完備しており何の不自由もない。

また、携帯の充電環境やWi-Fiも完備している。シャワーを浴びた後は、のんびりとすることも可能。本格的に仮眠を取りたい方のために、完全個室のナップルーム(仮眠部屋)も完備。別途料金が必要となるが、長旅の疲れを軽減するには助かる。

まとめ

空港到着エリアにある、穴場ラウンジ。年に数回利用しているが、利用者が多すぎることもない。シンガポールで、イミグレーション外でシャワーを浴びられる場所は、意外にも少ない。シンガポールの早朝に到着するフライトでシンガポールを訪問する方には、是非紹介したい。