シェルパの里「ナムチェ」〜伝説の雪男イエティの頭皮発見!?「クムジュン村」【2021年エベレスト街道3パストレッキング③】
最初の村パクディンからシェルパの里ナムチェまで
最初の村パクディンに宿泊して、翌日はシェルパの里と呼ばれるナムチェを目指す。ナムチェはエベレスト街道でも屈指の大きな村で、標高3,440mにも関わらず、何でも手に入る。そのため多くのトレッカーは、ナムチェで高所順応を行うために数日滞在ことが定番だそうだ。流石に、標高3,440mにもなれば高所順応なしでは高山病になる確率が高くなるため数日は滞在した方が身体的にも良いとのこと。トレッキング中に出会ったトレッキングガイドたちも一般的にナムチェを超えてからトレッカーたちの高山病リスクが高くなると言っていたので間違いではないようだ。
ルクラからパクディンまでは下りだったので、体力的にも余力であったが、この日のトレッキングから一気にエベレストトレッキングらしくなる。要するに大変になっていく。パクディンからナムチェまでの道を簡単に説明するとナムチェ手前の「ジョルサレ」までは緩やかな登り。そして、「ジョルサレ」から「ナムチェ」までは一気に急な登り(600m)が続く。特に「ジョルサレ」から「ナムチェ」までの登りは体力のあるトレッカーでも辛いと感じるほど急な登りで、途中の休憩ポイントが殆どない状態で2時間もの間、道を登り続けることになる。
この日は朝8時にパクディンを出発。ここから先はどんどん吊り橋を渡って行くので、一気にエベレストトレッキングらしくなる。パクディンを抜けるとモンジョとの間にある「タムセルク」が見えるビューポイントで小休憩する場所がある。その後、ナムチェの手前の村「ジョルサレ」でランチ休憩をして最後の登りに備えて体力を回復させる。
ジョルサレを超えるとサガルマータ国立公園のゲートが見えてくる。実はここが本当のエベレレスト街道の玄関口になる。ユネスコの世界遺産になっている、「サガルマータ国立公園」はこのゲートから始まる。ここではパスポートチェックも行われる。ちなみに、この後ナムチェ手前にあるチェックポストが最後のチェックポストになった。
「サガルマータ国立公園」のゲートからは少し下ってから一気に急な登り坂に突入していく。半分くらい登ったところで最初のエベレストビューポイントが、登り坂が辛すぎて感動している余裕はなかった。
何でもある大きな街「ナムチェバザール」
ジョルサレから600mの急な坂を登ってナムチェに到着。今回のトレッキングはナムチェで、2日間の高所順応を予定していた。多くのトレッカーは、ナムチェを拠点に日帰りで高所順応トレーニングも行う。私も例にもれず2日間の高度順応時間があるので、到着翌日は日帰りでエベレストビューが見える「ホテルエベレストビュー(3,880m)」まで出かけることにした。ここ以外にもナムチェに滞在するトレッカーが高所順応するための定番日帰りトレッキングルートがいくつかあるので宿泊しているロッジのスタッフに聞いてみるといい。ナムチェでの楽しみは日本食レストラン「ともだち」での食事だ。しかし、コロナウィルスの影響で閉店していたため、テンションは急落した。何でもあると聞いていただけに期待は大きかったが、コロナウィルスの影響でトレッカーが激減したので、街は閑散としていた。
日本人が建てた!?高級リゾートホテル「ホテルエベレストビュー」
その昔1970年代に日本人がこのヒマラヤの地に建てたホテルで、エベレスト街道に点在する高級リゾートホテルの1つが「ホテルエベレストビュー」。何故日本人がこんな辺境にホテルを建てたのかは分からないが、今でも多くのツアー客が宿泊しているということだ。ホテルは日本のヒマラヤ観光開発という会社が運営しており、日本からのツアーに参加しないと宿泊することはできないと聞いた。コロナ禍だからか、日本人スタッフは常駐しておらず、宿泊者はゼロとのこと。コロナ禍ということで、年配の日本人をターゲットにしたビジネスは厳しいのだろうと感じた。このホテルは日本からのツアー客しか宿泊することができないが、レストラン(カフェ)は一般のトレッカーにも開放されているためナムチェから来た多くの日帰りトレッカーで賑わっている。日本食を食べることができるが、お値段はリゾートホテル並みの価格なのでここでは高価なミルクティーだけを注文した。
ホテルからはエベレスト、ローツェ、アマ・ダブラム、タムセルクが一望できる。
伝説の雪男イエティの頭皮が保管されている!?「クムジュン村」
ナムチェで2日間の高所順応を終えて、次はクムジュン村を目指す。時間の限られているトレッカーたちはナムチェでの高所順応期間中にクムジュン村を日帰りで訪れたり、この村を訪れないで次の村タンボチェに行く場合が多いらしい。見所はあるがナムチェから近いため宿泊客が少ないのがこの村の特徴。この村を訪れるトレッカーの目的(見所)は、クムジュン村のお寺に保管されているあの伝説の雪男イエティの頭皮を見るため。私もイエティの頭皮が保管されていると聞いたので寄り道をしてみた。お寺では念願のイエティの頭皮を見ることができたが、驚くような感動はなかった。
クムジュン村では、ここから気軽に登れるクンデピーク(4,200m)と呼ばれる丘にも高所順応を兼ねて登ってみる。クムジュン村から往復4時間。急な登りだが、登りやすい丘で高所順応トレーニングに丁度良い。初心者トレッカーにもおすすめの高所順応ポイント。しかし、私は歩きやすいが故にペース配分を間違えたのか、ハイペースで登ってしまったことで下山後に軽い高山病になってしまった。トレッキング前から山岳小説を読んで恐ろしさを勉強していた「高山病」にトレッキング早々のクムジュン村で身をもって知ることになった。
